プーチン大統領、イスラエルのガザ紛争は「民間人の完全な破壊」と発言
「これは米国の政策の結果だと考えている。米国は和平プロセスを独占した」とロシア大統領。
モスクワ/イスタンブール
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は水曜日、ガザで起きていることは米国の責任だと述べた。
「これは米国の政策の結果だと我々は考えている。彼らは和平プロセスを独占した。彼らはこの極めて困難な問題を解決するための共同努力のためにこれまで確立されていたメカニズムをすべて無視した」とプーチン大統領はロシアのサンクトペテルブルクで世界各国の報道機関のトップらと会談した際に述べた。
プーチン大統領は、米国政権がガザ問題に「より少ない見解、より迅速な解決」で臨んだかもしれないと示唆し、「しかし、実際にはそうではなかった。物質的な提供で問題を解決することはできない。本当の問題、つまり政治的な問題を解決する必要がある。これには、この地域にパレスチナ国家とユダヤ人国家という2つの国家を設立するという国連の決定で予見されているように、2つの国家を創設することが含まれる」と述べた。
彼は、根本的な問題に取り組まなければ状況を解決することはできないと強調し、「我々はソ連時代からずっとパレスチナ国家を承認してきた。この点に関する我々のアプローチは変わっていない」と述べた。プーチン大統領は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が問題解決のために多大な努力を払ったことを強調し、次のように続けた。「エルドアン大統領がこの非常に緊急かつ長年の課題を解決するために精力的に努力してきたことは承知している。この地域、世界、そしてイスラム世界におけるエルドアン大統領の権威を考えれば、彼の貢献は顕著なものとなるだろうと期待している。我々としては、イスラエルとの長年にわたる関係を考慮し、ロシアとしてこの状況を解決するためにできることはすべてやる用意がある」