ドイツ、イスラエルに「ガザに援助を大量に供給」するよう要請

外務省報道官セバスチャン・フィッシャー氏が記者団に、ガザの人々への援助供給は「妨げられている」と語る。

AA.com 05, 06, 2024より:

ベルリン

ドイツは水曜日、国連食糧農業機関(FAO)が「7月中旬までに100万人以上のガザの人々が死と飢餓に直面すると予想される」と警告したわずか数時間後、イスラエルに対し、戦争で荒廃したガザに人道支援を「大量に供給」するよう要請した。

外務省報道官セバスチャン・フィッシャー氏は、ガザの人道状況は「壊滅的」であると改めて強調し、ベルリンでの記者会見で、ガザの人々への援助供給は「妨げられている」と語った。・・・

「パレスチナで進行中の紛争は、すでに壊滅的なレベルの急性飢餓をさらに悪化させると予想され、飢餓と死がすでに発生しているほか、前例のない死者数、広範囲にわたる破壊、ガザ地区のほぼ全人口の避難が予想される」とFAOは述べた。・・・・・

同機関は警告した。「ガザの人口の半分にあたる100万人以上が、 7月中旬までに死と飢餓に直面すると見込まれる」

関連ニュースでは、フィッシャー氏はイスラエル議会が国連パレスチナ難民機関(UNRWA)をテロ組織に指定しようとしていることを批判した。

「UNRWAに対する我々の立場はご存じのとおりだ。UNRWAはテロ組織ではなく、国連が設立した国際組織であり、国際社会はその重要な活動を支援している」と同ドイツ外交官は述べた。

イスラエル議会の動議は、UNRWAのガザでの活動を危険にさらすため「最大の懸念」とみられている、と同氏は付け加えた。

フィッシャー氏はまた、米議会がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の逮捕状請求を調査すると表明したことを受け、国際刑事裁判所(ICC)に制裁を課す法案を採択するとは予想していないと述べた。 ICCは「独立した機関」であることを強調し、フィッシャー氏は「我々はICCの2番目に大きな財政支援国であることはご存じのとおりだ」と述べた。これはICCに対する我々の立場をよく表していると思う。我々は米国下院の決定を見た。しかし、それは上院でも通過しなければならない。通過しないと想定していると言っても、秘密を漏らしたとは思わない」と同氏は語った。