ニューカレドニア独立党、フランス大統領の対話使節団への参加を拒否
カレドニア連合によると、フランス当局は非常事態宣言を解除したにもかかわらず、島に圧力をかけ続けている。
パリ
インド太平洋に浮かぶフランスの5つの島嶼領土の1つ、ニューカレドニアの独立派政党カレドニア連合は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が設置した対話使節団への参加を拒否した。
カレドニア連合は、フランスは世界の目の前でニューカレドニアに混乱と騒乱を引き起こしたと述べた。
声明では、ニューカレドニアの非常事態宣言が解除されたにもかかわらず、フランスの警察と軍は島に圧力をかけ続けていると指摘した。
声明では、フランス政府が地元住民の権力を弱める憲法改正案に反対する事件が5月13日以降島内で発生し、500人が拘束されていると付け加えた。
声明によると、多くのニューカレドニア人が劣悪な環境下でフランスの刑務所に移送された。ニューカレドニアは1998年のヌメア協定を通じて自治権を獲得したが、この協定では先住民が少数派になるのを防ぐため、1998年以前に島に住んでいた人々とその子孫に投票権が制限されていた。
先住民のカナック族は、フランス政府の憲法改正案がヌメア協定に違反していると考えている。提案されている改正案は、島に少なくとも10年間住んでいるフランス国民が地方選挙で投票できるようにするものだ。
5月13日、選挙で先住民のカナック族を疎外することになるフランスの憲法改正に抗議する抗議活動が始まった。警察と憲兵が島全体に配備され、特に首都ヌメアではカナック族の正当な要求を鎮圧した。
2日後、ニューカレドニア政府はTikTokを禁止し、12日間の非常事態を宣言した。 フランス当局筋によると、騒乱中に7人が死亡し、370人以上が拘留された。