退任するオランダ首相マーク・ルッテ氏がNATOの新事務総長に就任か

ハンガリーとスロバキアの支持表明を受けて

THE GATEWAY PUNDIT Jun. 19, 2024より:

2月に予想していた通り、退任するオランダ首相マーク・ルッテ氏が、ノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ氏の後任として、次期NATO事務総長に任命されようとしている。ルッテ氏は、キエフの忠実な同盟者であり、ロシアのプーチン大統領を批判する、またしても失敗したグローバリスト指導者だ。・・・

ルッテ氏は、行き過ぎてロシアとの全面的なエスカレーションにつながることなく、ウクライナへの戦争支援レベルを維持すると見られている。

「ロシアが本格的な侵攻を開始してから2年間、ルッテ氏はウクライナに対する欧州の軍事支援の原動力の1つであり、欧州の平和を確保するにはロシアの戦場での敗北が絶対必要であると何度も強調してきた」

ルッテ氏のオランダは、NATO加盟国に求められるGDPの2%を超える防衛費の基準を満たした。

同国はキエフにF-16戦闘機、大砲、ドローン、弾薬を提供した。

ルッテ氏にとっての突破口は、ハンガリーとスロバキアが彼の立候補を支持すると約束したときだった。

ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相はXに次のように投稿した。・・・

我々は、ウクライナにおけるNATOの活動にハンガリー人職員が参加しないこと、またハンガリーの資金が彼らを支援することに使われないことで合意した。今週の我々の次のステップは、この合意が時の試練に耐え得るものであることを確実にすることだった。昨日のブリュッセルでの会議の後、マーク・ルッテ首相はこの合意を全面的に支持し、NATOの次期事務総長になった場合も支持し続けることを確認した。彼の誓約を踏まえ、ハンガリーはルッテ首相のNATO事務総長就任を支持する用意がある。」

エストニアのカラス首相もこのポストに立候補していた。

「ルッテ首相に最高職を与えることで、NATOは、数カ国がロビー活動を展開していた、女性であるエストニアのカヤ・カラス首相が初めてNATOの舵を取る機会を逃すことになる。
東欧諸国が主に推していた候補者であるカラス氏は、一部の西側諸国からはロシアに対して強硬すぎると見られていた。・・・