米国、ロシア当局者へのICC逮捕令状発付を歓迎

「ロシア軍がウクライナへの違法侵攻で残虐行為を犯したことは明らかであり、その残虐行為に対する説明責任が問われるべきだ」と国務省
AA.com, 26, 06, 2024より:

ワシントン

米国は、国際刑事裁判所(ICC)が火曜日にロシアのヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長とセルゲイ・ショイグ元国防相に逮捕令状を発付した決定を歓迎した。

「ロシア軍がウクライナへの違法侵攻で残虐行為を犯したことは明らかであり、その残虐行為の責任は問われるべきである」と国務省報道官マシュー・ミラー氏は記者団に語った。「我々はICCが実施したものを含め、ロシアのウクライナにおける残虐行為に関する一連の国際調査を支持している。」ショイグ氏とゲラシモフ氏は、民間インフラへの攻撃を命じ、過度の偶発的被害をもたらしたほか、非人道的行為による人道に対する罪を犯したとして告発されていると、同裁判所は声明で述べた。・・・・

昨年、同裁判所は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、ウクライナからの児童誘拐の責任を問う逮捕状を発行した。ジョー・バイデン米大統領は昨年7月、この行動は「正当」だと述べ、ロシアの戦争犯罪の証拠を最高裁と共有するよう政権に命じた。

ロシアは、ICCの設立文書であるローマ規程に署名しておらず、加盟国ではない。イスラエルも同様だ。

ロシア当局者に対するICCの行動に対する米国の受け止め方とは異なり、米国はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアブ・ギャラント国防相に対する逮捕状を求める自国の検察官の決定を激しく非難した米国は、イスラエルはローマ規程の署名国ではないため、ICCには捜査権限がないと主張している。米国は、ロシアに対するICCの行動が拡大していることについては、同じ主張をしていない