レバノンとの緊張は「戦争に発展する可能性がある」とイスラエル国防相が発言

国境を越えた銃撃戦が何カ月も続く中、イスラエルとヒズボラの全面戦争への懸念が高まる。

AA.com, 07, 08, 2024より:

エルサレム

イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相は水曜日、レバノンとの国境沿いで高まる緊張が戦争に発展する可能性があると警告した。

「現状では、(ヒズボラの指導者ハッサン)ナスララがレバノンに極めて重い犠牲を払わせる可能性がある。何が起こるか想像もできない」とギャラント氏はレバノン紛争を模擬した訓練に参加した際に語った。

「これも戦争に発展する可能性がある。これは理論上の話ではなく、現実だ」と同氏はタイムズ・オブ・イスラエル紙が引用した声明で付け加えた。

先週テヘランでハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤが暗殺された後、地域の緊張は高まっている。

ハマスとイランはイスラエルがハニヤ暗殺を実行したと非難したが、テルアビブは責任を認めも否定もしていない。

ヒズボラはまた、7月30日にベイルート南部郊外で行われた空爆で上級司令官フアード・シュクルが暗殺されたことを受けて、イスラエルへの報復を警告している。

数ヶ月に及ぶ国境を越えた銃撃戦の中、イスラエルとヒズボラの全面戦争への懸念が高まっている。

この激化は、パレスチナ抵抗組織ハマスの攻撃を受けて10月以来39,600人以上の犠牲者を出したガザ地区に対するイスラエルの猛攻撃を背景に起こっている。