ヨルダンはイラン、イスラエルに対し、自国の領空内では「いかなる標的も撃墜する」と通告
イスラエル、ヒズボラ、イランの間で本格的な戦争が起こるのではないかという懸念が高まっている
イスタンブール
ヨルダンは土曜日、イランとイスラエルに対し、両国間の対立が激化した場合に備えて、自国の領空内の「あらゆる標的を撃墜する」と通告した。
アイマン・サファディ外相はアルアラビーヤ通信とのインタビューでこの発表を行った。
同外相は、ヨルダンは「いかなる一派のためにも戦場にはならない」と述べた。
イスラエルは、先週ベイルートでヒズボラの指導者フアード・シュクルが、7月31日にイランの首都テヘランでハマスの政治局長イスマイル・ハニヤが暗殺されたことを受けて、レバノンの組織ヒズボラとイランによる攻撃を予想している。イランとハマスは、殺害の責任をテルアビブに押し付け、報復すると誓っている。
数ヶ月に及ぶ国境を越えた銃撃戦のなか、イスラエルとヒズボラの間で全面戦争が起こるのではないかという懸念が高まっている。この緊張の高まりは、パレスチナの組織ハマスによる攻撃を受けて10月以来、イスラエルによるガザ地区への猛攻撃で約39,800人の犠牲者が出ている状況を背景に起こっている。