ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍がロシアのクルスク地方の町を制圧したと主張
ウクライナ大統領、参謀会議で司令官がスジャの町の制圧について報告したと発言
イスタンブール
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は木曜日、同国軍がロシアのクルスク地方にあるスジャの町を制圧したと主張した。同町は先週キエフが侵攻を開始した場所である。
ゼレンスキー大統領はスタッフ会議後のビデオ声明で、ウクライナ軍司令官オレクサンドル・シルスキーが「スジャの町の解放完了」について報告したと述べた。
同大統領は、同町にウクライナ軍司令官事務所が設置されていると述べ、ウクライナ軍が他のいくつかの集落も制圧したと付け加えた。
クルスク紛争により、ウクライナ経由のロシアによるヨーロッパへの天然ガス供給に対する懸念が高まり、ヨーロッパの天然ガス価格は今年最高値に達した。
ゼレンスキー氏はさらに、ウクライナは侵攻開始以来、この地域の80以上の集落を占領したと主張した。・・・・
ウクライナ国境から約10キロ（6.2マイル）離れたスジャには、ロシアの天然ガス供給のためのヨーロッパ唯一の送電所がある。ウクライナの議員は、この施設が先週占領されたと主張した。
ウクライナを通過するこの輸送ラインは、ロシアのガスを西ヨーロッパと中央ヨーロッパ諸国に供給する唯一のルートであり、エネルギー大手のガスプロムは、ヤマル・ヨーロッパとノルドストリームのパイプラインを通じてガスを供給しなくなった。・・・・
今週初め、クルスク当局は、同地域の28の集落がウクライナの支配下にあり、ウクライナ北東部のスミ州に隣接する国境地域への侵入以来、12人が死亡、121人が負傷したと発表した。キエフは以前、74の集落を支配下に置いていると主張していた。・・・・
ロシアのプーチン大統領はキエフが「大規模な挑発」と「無差別射撃」を行ったと非難したが、ゼレンスキー大統領はそれがウクライナ軍による「作戦」であったことを認めた。