ロシア、クルスク地域に「不法入国」したとしてCNN記者を刑事告訴
連邦保安局、記者は有罪判決を受けた場合、最長5年の懲役刑を受ける可能性があると発表。
イスタンブール
ロシアは木曜日、CNN特派員を含む3人のジャーナリストに対し、同国の国境を「不法に越え」クルスク地方から報道したとして刑事訴訟を起こしたと発表した。
ロシア連邦保安局(FSB)の声明によると、同局は「アメリカ人ジャーナリストのニック・パトン・ウォルシュとウクライナ特派員のオレシア・ボロビクとダイアナ・ブツコ」に対し刑事訴訟を起こした。彼らはロシア国境を「不法に越え」、スジャの町付近で撮影したとされている。
スジャの町はウクライナ国境から約10キロ(6.2マイル)離れている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、同国軍が先週この集落を制圧したと主張した。
声明では「彼らは近い将来国際指名手配リストに載せられる」と述べ、有罪判決を受けた場合は最長5年の懲役刑に処される可能性があると付け加えた。ウォルシュ氏はCNNの国際安全保障担当編集者だが、複数のメディア報道によると同氏は英国人だという。
ボロビク氏はMy-Ukraineテレビ局に勤務し、ブツコ氏はキエフを拠点とするオンラインニュースメディアHromadskeに所属している。 声明では、同じ理由でイタリア人ジャーナリストのシモーニ・トライニ氏とステファニア・バッティスティーニ氏に対しても刑事訴訟が提起されていたことを想起した。・・・