イスラエルの交渉団、ガザ停戦協議のためドーハへ出発
イスラエルのメディアによると、代表団は合意案の「大まかな概要のギャップを埋めるため」ドーハで仲介者との協議を継続する。
イスタンブール
イスラエルの交渉団は、ガザ停戦と人質交換案について協議するため、水曜日にドーハに向かう予定だと、イスラエルのメディアが火曜日に報じた。
「モサド、シンベト、軍のイスラエル代表団は、カイロから帰国後、テルアビブで協議を行った後、水曜日にドーハに向かう予定だ」と、日刊紙イディオト・アハロノトは伝えた。
代表団は、提案された合意案の「大まかな概要のギャップを埋めるため」、ドーハで仲介者と協議を続ける予定だと同紙は付け加えた。
イスラエルの交渉団は、ガザ停戦と捕虜交換交渉で何の進展も得られず、月曜日の夕方、エジプトの首都カイロから帰国した。
イスラエルの公共放送局KANによると、代表団はハマスとの合意に達する可能性は「高くない」と政治指導部に伝えた。
米国、カタール、エジプトは数ヶ月にわたり、捕虜交換と停戦を確保し、ガザ地区への人道支援物資の搬入を認めるという合意をイスラエルとハマスの間で結ぼうとしてきた。しかし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がハマスの戦争停止要求に応じることを拒否したため、調停の取り組みは行き詰まっている。
イスラエルは、国連安全保障理事会が即時停戦を求めた決議にもかかわらず、10月7日のハマスの攻撃後もガザ地区への残忍な攻撃を続けている。
地元の保健当局によると、この猛攻撃により、パレスチナ人4万500人近くが死亡し、そのほとんどは女性と子どもで、負傷者は9万3500人以上に上る。
ガザ地区の継続的な封鎖により、食糧、清潔な水、医薬品が深刻に不足し、同地区の大部分が廃墟となっている。
イスラエルは国際司法裁判所でジェノサイドの罪で告発されており、同裁判所は5月6日の侵攻前に100万人以上のパレスチナ人が避難していた南部の都市ラファでの軍事作戦の停止を命じた。