イスラエルのガザ、ヨルダン川西岸、エルサレムでの行動により状況が深刻に悪化:フランス
占領下のヨルダン川西岸における植民地化は直ちに停止すべき、と外務省が主張
アテネ
フランス外務省は金曜日、ガザ、ヨルダン川西岸、エルサレムにおけるイスラエルの行動が状況を大幅に悪化させていると指摘した。
「フランスは、最近のイスラエルの行動に伴うパレスチナ自治区の状況悪化に強い懸念を表明する」と同省は声明で述べた。
ガザに関しては、同省は、イスラエルによる学校や避難民避難所への攻撃により、容認できない数の民間人犠牲者が出たと強調した。
「フランスは、国際人道法の遵守義務はイスラエルを含むすべての人に適用されることを強く繰り返し強調する。この点で、人道支援要員や国連要員を標的とした攻撃は容認できない。フランスは、8月28日にガザで世界食糧計画(WFP)の車両がイスラエルに銃撃され、ガザ地区でのWFPの活動が停止したことを強く非難する」と声明は述べている。
同省は、ヨルダン川西岸地区で、前例のない不安定と暴力を引き起こしているとしてイスラエルの大規模な軍事作戦を非難し、「植民地化は直ちに停止されなければならない」と述べた。・・・
エルサレムに関しては、同省はアル・アクサ・モスクに関する現状を疑問視すべきではないと強調した。「フランスはまた、現状に反する行動を公然と繰り返し呼びかけているベン・グビル国家安全保障相の無責任な発言を非難する。イスラエル政府に対し、こうした容認できない発言を断固として非難するよう求める」と同省は付け加えた。
ベン・グビル相は月曜日、ユダヤ人はアル・アクサ・モスクで祈る権利があると主張し、イスラム教の聖地内にユダヤ教のシナゴーグを建設する意向を表明したが、宗教紛争をさらに煽るとして国際的な非難を招いた。 イスラエルの極右大臣はここ数カ月、イスラム教の聖地でユダヤ教徒が祈るよう繰り返し呼びかけているが、アル・アクサ・モスク敷地内にシナゴーグを建設することについて公に語ったのは今回が初めてである。