スペイン、イスラエル・パレスチナ二国家解決に関する会議を主催

ARAB NEWS,  Sep.13, 2024より:

スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外務大臣(中央)は、2024年9月13日にマドリードで、イスラエルとパレスチナの紛争に対する二国家解決に関する会談後、(左から)欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務政策担当長官、パレスチナのモハメド・ムスタファ首相、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン外相、ヨルダンのアイマン・サファディ外相とともに記者会見に臨んでいる。

スペインのサンチェス首相は、紛争開始以来、イスラエルのガザ攻撃をヨーロッパで最も厳しく批判している一人

・パレスチナの首相とエジプト、ヨルダン、カタール、サウジアラビア、トルコの外相が出席

マドリード:

イスラム諸国と欧州諸国の閣僚らと欧州連合(EU)外務担当長官が金曜日、マドリードに集まり、イスラエル・パレスチナ紛争の二国家解決をいかに進めるかについて協議した。

「我々は共に、この目標に向けて前進するための具体的な行動を特定したい」とスペインのペドロ・サンチェス首相はソーシャルネットワークXに書き込んだ。

「国際社会は中東の公正で永続的な平和に向けて決定的な一歩を踏み出さなければならない」と社会党の首相は付け加えた。・・・

欧州連合からは、ジョセップ・ボレル外務担当長官のほか、スペインのほかアイルランド、ノルウェー、スロベニアの外相が出席した。

「二国家解決の実施は、パレスチナ国家とイスラエル国家の平和的かつ安全な共存を通じて、この地域に公正で永続的な平和を確保する唯一の方法だ」とアルバレス外相は記者会見で述べた。

イスラエルが会議に出席しなかったことについて問われると、同外相は、イスラエルは「欧州グループにもアラブ・イスラム接触グループにも属していない」ため招待されなかったと述べ、イスラエルが二国家解決の協議に参加すれば「喜ばしい」と強調した。

サンチェス氏は、紛争開始以来、イスラエルのガザ攻撃を最も厳しく批判してきた欧州の一人である。

サンチェス氏の指揮下で、スペインは5月28日、アイルランド、ノルウェーとともに、ガザ地区とヨルダン川西岸地区からなるパレスチナ国家を正式に承認した。

サンチェス氏は今月初め、年内に初の「スペインとパレスチナの二国間首脳会談」を開催すると発表した。同氏は、「両国間でいくつかの協力協定」が締結されることを期待していると述べた。