NATO新事務局長、予告なしの訪問中にウクライナに対する同盟の支援を改めて表明

NATO事務総長として初の海外訪問中、マーク・ルッテ、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と共同記者会見。

AA.com, 03, 10, 2024より:

ウクライナのNATO加盟を進める?それがどれほど危険か分っていない。

NATOの新事務総長マーク・ルッテ氏は木曜日、ウクライナの首都キエフを予告なく訪問し、同国に対する同盟の支援を改めて表明した。同氏は新職に就いて初めての海外訪問となった。

「ウクライナはこれまで以上にNATOに近づいている。そして、あなたがたが我々の同盟の一員になるまで、この道を歩み続けるだろう。その日を心待ちにしている。NATOはウクライナの安全のために、そして我々の安全のために」とルッテ氏はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との共同記者会見で述べた。

同氏は、2022年2月のロシア・ウクライナ戦争勃発以来、同盟はキエフに前例のない支援を行っており、その中には「軍事援助全体の99%以上」も含まれていると述べた。

「しかし、あなたがたがもっと必要としていることはわかっている。だから同盟国は、今夏ワシントンで開かれたNATO首脳会議で、より多くの装備、より多くの訓練、より多くの支援をあなたがたに提供できるようにすることで合意した」とルッテ氏はさらに述べた。同氏はさらに、ウクライナがこの支援を緊急に必要としていることは承知しており、「より多く、より迅速に」行うために懸命に取り組んでいると述べた。

一方、ゼレンスキー氏は、ルッテ氏のキエフ訪問は意義深いと述べ、ウクライナの主要目標は引き続きNATOへの正式加盟であると述べた。

「ウクライナは33番目のNATO加盟国になることができ、ウクライナ国民はそれに値する」とゼレンスキー氏はさらに述べ、ルッテ氏と以前の会談でウクライナの「勝利計画」の要素について話し合ったことを明らかにした。

ゼレンスキー氏はまた、ウクライナはロシアにさらなる圧力をかけるために戦場での立場を強化する必要があり、そのためにはより多くの兵器、特に長距離兵器が必要だと述べた。

元オランダ首相のルッテ氏は火曜日、10年間NATOを率いたノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ氏に代わり、NATOの新事務総長に就任した。