国連平和維持軍は、イスラエルの地上攻撃のさなか、レバノンでの陣地を維持していると発表

イスラエル軍は930日、レバノンの国連暫定軍に対し、レバノン領内で限定的な地上攻撃を開始する計画を通知し、部隊の陣地の移転を要請したと報道官が発表。

AA.com, 05, 10, 2024より:

レバノン・イスラエル国境の国連平和維持軍

ベイルート

国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は、平和維持部隊がレバノン各地に駐留しており、必要に応じて緊急計画を発動できる状態にあることを確認した。

平和維持活動担当報道官アンドレア・テネンティ氏は土曜日の声明で、イスラエル軍が930日にUNIFILにレバノン領土への限定的な地上攻撃を開始する意向を通知し、一部の部隊の配置場所の移転を要請したことを確認した。

報道官は、平和維持部隊は現状を踏まえて配置と活動を継続的に調整していると付け加えた。

テネンティ氏は「必要が生じた場合に発動できる緊急計画を用意している」と述べたが、それ以上の情報は提供しなかった。

報道官はまた、UNIFILはイスラエルに対し、国連安全保障理事会決議1701を遵守するよう引き続き求めていると強調した。同決議は「地域の安定を回復する唯一の効果的な解決策」とみなされている。

2006年8月11日に全会一致で採択されたこの決議は、ヒズボラとイスラエル間の敵対行為の完全停止を求め、レバノンとイスラエルの国境であるブルーラインとレバノン南部のリタニ川の間に非武装地帯を設置するものである。

この地帯には、レバノン軍とUNIFILに属するものを除き、戦闘員、軍事装備、武器が持ち込まれない。

ヒズボラとイスラエルは、昨年10月にパレスチナのハマスによる攻撃を受けて4万1800人以上が死亡し、その多くが女性と子供であるイスラエルのガザ戦争が始まって以来、国境を越えた戦闘を行っている。

レバノン当局によると、それ以来少なくとも2011人が死亡、9500人以上が負傷、120万人が避難している。・・・