ロシアはイスラエルの、レバノン、シリアへの攻撃を非難

外務省報道官マリア・ザハロワ氏、イスラエルはガザ、レバノン、シリアの主権を著しく侵害していると発言。

AA.com, 09, 10, 2024より:

2024年10月8日、シリア首都ダマスカス西部のメッザ地区にあるイラン大使館近くの建物にイスラエル軍が空爆を仕掛けた後の破壊の様子。この攻撃により死傷者が出たと報じられている。

モスクワ

ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は水曜日、イスラエルによるレバノンとシリアへの空爆を非難した。・・・

「イスラエル空軍機は毎日、大規模なロケット弾と爆弾による攻撃を行っており、南レバノン上空では数百機の偵察・攻撃ドローンが活動している」と同氏は述べた。

「国際人道法の露骨な無視を我々は目にしている」とザハロワ氏は述べ、ベイルートや他の都市の人口密集地区で攻撃が行われることもあると付け加えた。

同氏は9月27日の例を挙げ、6階建ての住宅ビルを狙った爆撃で多数の民間人が犠牲になった。

「レバノン住民に特定の地域から避難するよう警告したが、あまりに一般的すぎて効果がなく、ヒズボラ戦闘員の犠牲者をはるかに上回る民間人の犠牲者につながっている」と同氏は付け加えた。ザハロワ氏によると、100万人以上のレバノン人が国内避難民となり、40万人がシリアに渡ったが、イスラエル軍がマスナ国境検問所を攻撃し、ベイルートとダマスカス間の交通が遮断された。・・・

103日、ロシアはベイルートに人道支援物資を届けた最初の国の一つであり、外交官の一部も避難させた」と同氏は述べ、モスクワはレバノンを中東で深刻化する危機の重要な一角と見なしていることを強調した。

同氏は、地域の不安定化につながるあらゆる軍事行動に対するロシアの非難を改めて表明し、犠牲者の家族に哀悼の意を表すとともに、国際法に基づく外交的解決を求めた。

ダマスカス攻撃

ザハロワ氏は、イスラエルが10月8日にダマスカスを攻撃したことについて、「シリア主権の重大な侵害」と表現し、攻撃は人口密集地域を標的とし、女性や子どもを含む民間人7人を殺害、11人を負傷させたと強調した。・・・・

ザハロワ氏は、「犯された侵略行為は極めて無責任で危険な性質だ」と指摘し、この地域での武力紛争のさらなる拡大を望んでいることを明白に示していると述べた。

「この無責任な侵略行為は、地域紛争をさらに激化させたいという明確な願望を示している」と同当局者は述べた。