イスラエル軍、レバノン南部で再び国連平和維持部隊を攻撃

ALJAZEERA, 11, Oct. 2024より:

レバノン外務省は、イスラエル軍が2024年10月11日にナクーラのUNIFIL監視塔を攻撃したと発表した。

レバノン南部の国連平和維持軍は、ナクーラの本部が48時間以内に2度目の爆発に見舞われたことを確認した。前日はイスラエル軍が同じ場所を攻撃した。国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の平和維持部隊員2人が、監視塔の近くで2度の爆発が発生し負傷したと国連ミッションは金曜日の声明で述べた。

「これは深刻な事態であり、UNIFILは国連職員と財産の安全と警備は保証されなければならず、国連施設の不可侵性は常に尊重されなければならないことを改めて強調する」と声明は付け加えた。

「平和維持部隊に対するいかなる意図的な攻撃も国際人道法の重大な違反である」・・・

イスラエル軍は声明で、レバノン南部で平和維持部隊2人が「不注意で」負傷した事件について徹底的な調査を行っていると述べた。同省はその後、イスラエル軍が脅威に反応した際に国連平和維持活動の隊員2人が負傷したと述べた。

同省は事件発生の数時間前にUNIFIL隊員に保護地域へ行きそこに留まるよう指示していたと述べた。

レバノン外務省はこれに先立ち、攻撃は監視塔とナクーラのUNIFIL主要基地、およびスリランカ大隊の基地に対して行われたと述べている。

国際社会の非難

レバノン暫定首相のナジブ・ミカティ氏はベイルートでの記者会見で、イスラエルの行為は「非難されるべき犯罪」だと述べた。同氏は、レバノンでの停戦に向けた取り組みについて、米国のアントニー・ブリンケン国務長官と話し合ったと付け加えた。

ヒズボラもイスラエルの攻撃を非難した。同グループのメディア責任者モハメド・アフィフ氏は、攻撃は国連平和維持部隊、民間人、住宅地、病院、医療スタッフを標的にしていると述べ、イスラエル軍が攻撃を続けるために使う「言い訳」や正当化、武器や爆発物が含まれているという言い訳などを激しく非難した。

ロシア外務省は金曜日、UNIFIL平和維持部隊が標的にされていることに「憤慨している」と述べ、イスラエルに対し彼らに対するいかなる「敵対行為」も控えるよう要求した。・・・