ゼレンスキーは「首に絞め縄がかかっているのを感じ」、NATO戦争を煽ろうとしている
ウォロディミル・ゼレンスキーのいわゆる「勝利計画」は最近公表され、NATO諸国からかなり冷淡な反応に見舞われたが、これはウクライナの元コメディアンがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の戦略を真似したものだ、と国際関係アナリストのギルバート・ドクトロウは示唆している。
イスラエルが「三正面戦争」で手に負えないことを悟り、米国を「自分の側で戦いに引きずり込む」ことだけが勝利の唯一のチャンスだと考えたネタニヤフと同様に、ゼレンスキーも同じことをしようとしているようだ、とドクトロウはスプートニクに説明した。
「彼は、自軍が壊滅的な敗北を喫しており、数か月のうちにドニエプル川東側のウクライナ全土がロシアの手中に入ることを知っている」と、彼は詳しく述べている。「彼が権力を維持し、ウクライナを何とか救い出す唯一の方法は、今すぐにNATOを戦闘に引き入れることだ。彼の5項目計画の第一項目であるウクライナのNATO即時加盟は、直ちにNATOを共同交戦国とし、戦争をNATO対ロシア戦争へと拡大させるだろう。」
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ゼレンスキー氏の計画のもう一つのポイントは、西側諸国の兵器を使ってロシア領土の奥深くを攻撃することだ。もし実行されれば、これは「直ちにNATOを共同交戦国とし、NATOと特に米国が絶対に拒否するNATO対ロシア戦争を引き起こすことになる」とアナリストは指摘する。
「ゼレンスキー氏は自分の首に絞め縄がかかっていると感じており、NATO戦争を煽り、政治的権力は失っても自分の命を救おうと、考えられるあらゆることをしている」とドクターロウ氏は結論づけている。