EU議員、イタリア・アルバニア移民協定を批判
「イタリアとアルバニアの協定は、亡命の権利と国際法へのアクセスを侵害している」と議員ら。
EU議員らは水曜日、イタリアとアルバニアの移民協定を批判し、EUの価値観に反し、移民の権利を侵害していると主張した。
欧州議会の本会議で、複数の欧州議会議員は、イタリアが第三国と協定を結ぶ決定はEUの共通移民政策を損なうものだと強調した。
「イタリアとアルバニアの協定は、庇護権へのアクセスと国際法を侵害し、これらの革新的な解決策に関する非改革の原則に違反している」とスペインの欧州議会議員エストレラ・ガラン・ペレス氏は述べた。
ペレス氏は、難民や移民を近隣諸国に送ることは「違法、不道徳、非人道的」であると強調し、「ヨーロッパに難民のための刑務所を建設するのは野蛮だ」と付け加えた。
同様に、社会民主党(欧州議会進歩同盟)のアナ・カタリーナ・メンデス議員は「イタリアのアルバニア解決策は心配だが、沈黙してはならないことも思い起こさせる」と述べた。
フランスの欧州議会議員ファビエンヌ・ケラー氏は、このような合意は欧州の安全保障を弱めると主張し、「我が国から遠く離れた拠点での帰還政策の外部化など、いわゆる革新的解決策には断固反対だ」と述べた。
イタリアの欧州議会議員セシリア・ストラーダ氏も、ティラナとの合意は「人権への脅威」であり、欧州経済に損害を与えると強調した。
この判決は、イタリアとティラナの5年間の合意に最初の打撃を与えた。合意では、アルバニアに2つの新しい収容センターが設けられ、国際水域でイタリア沿岸警備隊が捕らえた移民3,000人を毎月収容する予定である。 一方、移民はイタリアで亡命の可能性があるかどうかの手続きを受けるか、申請が却下された場合は母国に送還される。