バイデン大統領、ATACMSミサイルを使用したウクライナのロシアへの長距離攻撃を承認

SPUTNIK, Nov. 18, 2024より:

米国とその同盟国は、ウクライナがNATOから提供された長距離攻撃システムを使用してロシアを攻撃することを承認するかどうかについて、何ヶ月も議論してきた。9月、プーチン大統領は、キエフが西側諸国の長距離ミサイルをロシアに使用することを許可することは、NATOがロシア連邦との戦争に直接参加することを意味すると警告した。

バイデン大統領は、ロシアのクルスク地域のウクライナ占領地域でウクライナ軍が不安定な陣地を守るために米国製のATACMSミサイルを使用することを承認したと、ニューヨーク・タイムズ紙が日曜日に報じた。

当局者は同紙に対し、政策の転換が「戦争の進路を根本的に変えるとは予想していない」(NYTの表現)と語り、バイデン大統領が将来的にキエフにクルスク以外の方向で兵器を使用する許可を与える可能性を示唆した。

ワシントンはATACMSが、クルスクからウクライナ軍を排除するロシア軍の進行中の軍事作戦の「効果を鈍らせる」目的で、軍隊の集結地、軍事装備、兵站、弾薬庫、補給線を攻撃するために使用されると予想していると報じられている。

NYTの情報によると、国防総省の一部の当局者は、米軍の供給が限られているため、そもそもウクライナへのミサイルシステムの引き渡しに反対していた。他の当局者は、ミサイルシステムの引き渡しと使用が紛争を激化させ、さらには米国とNATO軍に対するロシアの直接的な報復を引き起こす可能性があると懸念を表明したと報じられている。これはプーチン大統領が明確に警告していることだ。

ATACMSの承認は、ウクライナ軍が前線でますます切迫した状況にあることにも関係しているようだ。・・・

米国当局者は、ウクライナ軍が、トランプ次期大統領が紛争の早期終結を目指すと発言したことも、退任する政権の決定に影響したとニューヨーク・タイムズは伝えている。

プーチン大統領:NATOがウクライナの長距離ミサイル使用を承認すれば、ロシアとの戦争を意味する