対人地雷:ロシア、ウクライナ紛争長期化でバイデン政権を非難

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ウクライナが米国が供給したこの種の兵器を使用した場合、対人地雷禁止に関する国連条約に違反すると述べた。
AA.com, 20,11, 2024より:

モスクワ
ロシアは水曜日、ウクライナへの対人地雷の輸送を承認するというバイデン政権の大幅な政策転換に強く反応し、米国が「ウクライナ紛争の長期化に全力を注ぐ」ことで火に油を注いだとして非難した。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官はモスクワでの記者会見で、退任する米政権は引き続きウクライナ紛争の延長に全力で取り組んでいると述べた。
ペスコフ氏は、ジョー・バイデン米大統領がウクライナへの対人地雷の搬入を承認したとの報道についてコメントし、これがウクライナに対する政権全体の姿勢と一致していることを示唆した。
「退任する米政権の全体的な傾向を観察すると、彼らは残された時間内で戦争を継続するためにあらゆる手を尽くしている」と同氏は述べた。
「ジョー・バイデン大統領は、ウクライナへの対人地雷の供与を承認した」とワシントン・ポスト紙は火曜日、キエフが人口密集地域に対人地雷を配備しないと約束したと主張した匿名の米国当局者2人の話として報じた。

ウクライナはこの決定を歓迎しているが、人権団体や地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)などの軍備管理擁護団体はこの決定を非難している。対人地雷は民間人に危害を及ぼす可能性と紛争後の長期的な危険性から長年非難されてきた。

ペスコフ氏は、キエフはロシアや米国とは異なり、国連の対人地雷禁止条約に署名していると指摘し、ウクライナが地雷を使用すれば条約に違反することになるため、同氏の言う「顕著な状況」を強調した。・・・ 同高官は、紛争凍結はロシアにとって容認できないものの、危機解決に向けた交渉の用意は依然としてあると強調した。