英国はキエフへの武器供給を継続、核保有国間の衝突を懸念 : 駐英ロシア大使
アンドレイ・ケリン氏は「英国は我々の警告を全て無視し、ウクライナ危機をさらに悪化させるエスカレーション行動を選択した」と指摘した。
Tass, 30, Nov. 2024より:
駐英ロシア大使アンドレイ・ケリン
モスクワ、11月29日。/TASS/。
キエフに長距離ミサイルを供給するという英国の政策は、核保有国同士の衝突のリスクをはらんでいると、駐英ロシア大使アンドレイ・ケリン氏は述べた。
「数週間前に、ストームシャドウの新たな一団が[ウクライナに]届けられたと報じられている。彼ら[英国当局]がキエフにこれらのミサイルをロシア国内の攻撃に使用することを許可したという明確な声明はないが、ウクライナはすでにクルスク地方への攻撃に使用している」と、同氏はロシア24テレビ局のインタビューで述べた。
「英国は我々の警告を完全に無視し、ウクライナ危機をさらに悪化させるエスカレーション行動を選択したことを指摘したい。そして当然、これはより大きな戦略的リスクをはらんでおり、最悪の場合、核保有国同士の対立さえも引き起こす」と同氏は警告した。
ロシア外交官によると、モスクワは、ロンドンが「ウクライナと共にロシアに対する武力紛争に関与している」ことの確認などの措置を検討している。