米国が支援するテロ組織PKK/YPG、アサド政権軍が残した領土を掌握

以前はマンビジ地区からイラク南部国境までユーフラテス川東岸の大部分を占領していたPKK/YPGは、現在、川を渡って西に勢力を拡大している。
AA.com, 07, 12, 2024より:

バッシャール・アル・アサド政権軍がシリア東部から撤退を続ける中、米国が支援するテロ組織PKK/YPGは勢力を拡大し、政権軍が残した領土を掌握した。
11月27日以来、アレッポ、イドリブ、ハマ、ホムスで反体制グループに領土を奪われ続けたシリア政権軍は、日中にイラク国境近くのデリゾール県の拠点から撤退を開始した。

シリア政権軍とイラン支援の部隊は、デリゾール市の中心部、空港、およびいくつかの戦略拠点をPKK/YPGに引き渡した後、ダマスカスと首都への玄関口であるホムスに向かって移動した。
政権軍の撤退と同時に、ユーフラテス川に向かって東に広がり始めたテロ組織は、現在、長い前線に沿って広い地域を支配している。

以前はマンビジ地区の東側からイラク南部国境まで広がるユーフラテス川東岸の大部分を占領していたPKK/YPGは、現在、川を越えて国の中央部と南部に西に拡大している。
当初政権軍が支配していたがすぐに撤退した地域に広がったテロ組織は、この地域の北端に位置するマンビジに向かっても前進しようとしている。・・・

一方、121日、シリア国民軍はアレッポ郊外のテル・リファト地区でテロ組織PKK/YPGに対する「自由の夜明け作戦」を開始し、同地域をテロ組織から解放した。

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