イスラエル、パレスチナ人の遺体を野良犬のために放置:ガザ民間防衛隊

イスラエル軍がパレスチナ人の遺体への医療チームの接近を阻止、ガザのパレスチナ民間防衛隊が発表。
AA.com. 21, 12, 2024より:

ガザの民間防衛隊は土曜日、イスラエル軍がパレスチナ人を殺害し、その死体を野良犬に食べさせている路上に放置しているのは、国際法の明らかな違反だと報告した。
民間防衛隊は声明で、イスラエル軍は救助隊や救急車を繰り返し標的にしており、特に殺害された人々の遺体に近づこうとしているところを標的にしていると説明した。
また、イスラエルは空爆で破壊された家の瓦礫の下で亡くなった何千人ものパレスチナ人の遺体回収の取り組みも妨害していると強調した。
さらに、白骨化したパレスチナ人の遺体を数体発見したと付け加えた。

他の事例では、ザイトゥーン、シュジャイヤ、テル・アル・ハワ、ジャバリア地区、タル・アル・ザアタル、ベイト・ハヌーン、およびカーン・ユニスとラファの東部地域の一部を含むいくつかの地区で、野良犬が遺体を食べているのを目撃したと述べた。

イスラエルのこうした行動はジュネーブ条約違反であると強調し、署名国に対し「イスラエルが国際法を遵守するよう、直ちに行動を起こす」よう求めた。
国際赤十字委員会(ICRC)や世界保健機関(WHO)を含む国際社会に対し、「戦時中の死者の遺体の取り扱いに関する適切な手順に従うようイスラエルに圧力をかける」よう求めた。

イスラエルは、2023年10月7日のパレスチナ組織ハマスによる国境を越えた攻撃以来、ガザに対する大量虐殺戦争を開始し、女性と子供を中心に4万5200人以上が死亡した。
国際刑事裁判所は先月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアブ・ギャラント前国防相に対し、ガザでの戦争犯罪と人道に対する罪で逮捕状を発行した。
イスラエルはまた、ガザ戦争をめぐって国際司法裁判所で大量虐殺事件に巻き込まれている。