ビル・ゲイツの「空飛ぶ注射器」

ビル・ゲイツが蚊を「空飛ぶ注射器」に変えるが、蚊が何を注射するかは誰が管理するのか?
SPUTNIK, 3, Jan. 2025より:

ビル・ゲイツが資金提供しているセンターは、マラリアの予防接種を口実に、何も知らない人間に寄生虫を注射できる蚊を育てた。しかし、蚊は本当に無害なのか?
ゲイツ財団が支援するオランダのライデン大学医療センターは、蚊を使って生きた弱毒化熱帯マラリア原虫を運ぶマラリア予防接種法を開発した。
蚊はマラリアワクチン、あるいは他の物質を運ぶ「空飛ぶ注射器」として働く。しかし、接種を受けた人がその過程を知らず、同意なしにワクチン接種を受ける可能性があるという懸念が高まっている。
すべてはこうして始まった
2008年、ゲイツは次世代マラリアワクチンの開発に1億6800万ドルを寄付することを約束した。日本の自治医科大学は、マラリアワクチンタンパク質を宿主に運ぶことができる遺伝子組み換え蚊の開発に資金提供を受けた。
2016年、ゲイツ氏はマラリア対策として英国政府と共同で37億ドルの取り組みを発表した。
2018年までに、ゲイツ氏が資金提供したオキシテック社は、野生の雌との交配で生まれた子が成虫になる前に死ぬ遺伝子組み換え雄蚊を開発していた。
どちらのケースでも、科学者らは環境、健康、倫理的リスクに関する包括的な研究が不足していることに懸念を表明した。

パンドラの箱は一度開けたら閉じることはできない
人間の同意と倫理の問題を無視すれば、昆虫は他の生物兵器の「媒介者」として利用される可能性がある。
しかし、昆虫が命を救うワクチンを運び、有害な病原体を運んでいないことを誰が保証できるだろうか?「空飛ぶ注射器」の正確な内容を確認することは不可能だろう。
蚊は致命的な武器
昆虫は、ウイルスや細菌の潜在的な媒介者としてこれまで研究されてきた。
ナチスドイツはダッハウでマラリアを媒介する蚊を生物兵器として開発したと伝えられている。
暗殺されたロシアのイゴール・キリロフ中将によると、国防総省はウクライナを含む海外の生物研究所で同様の研究を行っていたと言われている。
キリロフは、ウクライナの米国の生物研究所がデング熱を含む蚊が媒介するウイルスを研究していたことを明らかにした。このことは、1981年にキューバでデング熱が流行した後にキューバ人が起こした訴訟でも言及されている。デング熱の影響を受けなかった唯一の地域は、グアンタナモ湾の米海軍基地の周辺だった。