オーストリアで最多得票の右派「自由党」の政権樹立を認めざるを得なくなる

THE GATEWAY PUNDIT Jan. 5, 2025より:

右派がヨーロッパ全土で勢力を伸ばしている今、リベラル・グローバリスト勢力は「ファイアウォール」戦術に頼っており、すべての政党が政権樹立のために急成長中の右派との交渉を拒否している。
このファイアウォール戦術はフランス、オランダ、ドイツ、オーストリアで使用されている。
今日、ウィーンは「極右」の自由党 (FPO) が主導する連立協議に向かっていることが明らかになった。FPO を「ファイアウォール」で守る中道政権樹立の試みが失敗し、カール・ネハンマー首相が辞任に追い込まれたためである。
ロイター通信は次のように報じた。
「土曜日遅くに辞任を発表したネハンマー氏は、9月の議会選挙で約29%の得票率で首位となった欧州懐疑派でロシア寄りの自由党に対する防壁となり得る中道派連合の形成を目指し、3党協議、その後2党協議を主導していた。」
ご覧のとおり、反グローバリスト派は世界中で「極右」「親ロシア派」などと同名で呼ばれている。
しかし今、大きな変化が起きた。新OVP党首のクリスチャン・ストッカー氏が自由党党首のヘルベルト・キクル氏に対する姿勢を意味のある形で変えたのだ。
「『最多得票党首が将来の政権樹立を任されるだろう。もし我々がこの(連立)協議に招待されれば、我々はこの招待を受け入れる』とストッカー氏は記者団に語った。『したがって、これはヘルベルト・キクル氏や私の問題ではなく、この国が今、安定した政府を必要としているという事実の問題だ』」

FPO のリーダー、ヘルベルト・キクルはついにオーストリアの首相になるのか?

OVPはFPOとの連立を完全に否定しておらず、両者が連立すれば議会で多数派を占めることになるが、ネハンマー氏はキクル氏を攻撃の的とし、彼は… いや、陰謀論者だと主張した。
しかしもちろん、キクル氏はFPO主導の政権であれば自分が首相になると主張している。
「キクル氏が首相になることに懸念を表明した左派の緑の党元党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領は、連立に参加する意思のある政党が他にないとして選挙後すぐに政権樹立を求めなかったことでFPOを激怒させた。
オーストリアはロシアのガス供給が隣国ウクライナを経由しなくなったため、大統領は状況が変わったと述べた。
ファン・デア・ベレン氏は月曜朝にキクル氏と会談する予定。
「『ヘルベルト・キクル氏率いる自由党との協力を否定する国民党内の声は、かなり静かになった。これは、これまで存在しなかった新しい道が開かれるかもしれないことを意味する』とファン・デア・ベレン氏は国民に向けた演説で述べた。