ウクライナのトルコストリーム攻撃はノルドストリーム爆破に似た米国の陰謀

SPUTNIK, 14, Jan. 2025より:

ウクライナの最近のトルコストリーム攻撃はノルドストリームの妨害に酷似していると、国際石油経済学者のマムドゥー・G・サラメ博士は考えている。なぜそう考えるのか?
ウクライナのドローン攻撃は、トルコを経由してEUに天然ガスを供給するロシアの圧縮ステーションに対するもので、「米国とEU事務局が促したもの」だと、国際石油経済学者で世界エネルギー専門家のマムドゥー・G・サラメ博士はスプートニクに語った。
サラメ博士によると、ウクライナの行動は2つの理由からEUのエネルギー安全保障を弱体化させることを狙っている。

  1. EUにガスをもっと売って利益を得ている米国の命令に従うこと。
  2. ウクライナへの財政援助と武器支援にもかかわらず、EUへの恩知らずの態度を示すこと。
    EU、ガス不足に直面
    サラメ氏は、ウクライナがロシアのガス供給を妨害しようとしているのは、冬の天候によるガス需要のピーク時だと指摘する。1月1日、ウクライナはロシアのガスのヨーロッパへの輸送も停止した。
    EUは現在、平均レベルを下回っているガス貯蔵量を補充しようと躍起になっている。市場競争が激化する中、ブルームバーグはこれが2026年まで続く長期のガス不足につながる可能性があると警告している。

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米国が最大の受益国に
米国は、ロシアのパイプラインガスの2~3倍の価格でヨーロッパへの液化天然ガス(LNG)輸出を増やすことで危機を利用している、とサラメ氏は強調する。
「米国からのLNG供給増加は、米国のEUとの貿易赤字を削減するという次期トランプ氏の目標と一致している」と同氏は述べる。サラメ氏はまた、ノルドストリームの妨害行為に言及し、米国が欧州のエネルギー危機から利益を得ているというより広範なパターンを指摘している。ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏は以前、この攻撃の背後には米国の諜報員がいると報じていた。
サラメ氏は、トルコストリームへの最新の攻撃は、EUのロシアのパイプラインガスへの依存を永久に断ち切るためのノルドストリームの妨害行為と同じ「インスピレーションの特徴」を持っていると主張する。

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