停戦合意後のイスラエルの空爆でパレスチナ人20人が死亡
日曜日に停戦開始予定、死者の中には女性や子供も。
AA.com, 16, 01, 2025より:
パレスチナ、ガザ市
1月19日に発効予定の停戦合意の発表後に、水曜日にガザ地区全域でイスラエルの空爆が行われ、少なくとも20人のパレスチナ人が死亡、数十人が負傷した。
医療関係者はアナドル通信に対し、ガザ市のアル・ナスル地区の住宅街区に対するイスラエルの空爆で、女性と子供を含む15人が死亡したと語った。
その他にも多くの人が負傷し、瓦礫の下で行方不明になっている人も数人いる。
現場の民間防衛隊員は惨状を次のように語った。
「イスラエル軍は住宅ビルを標的にし、多数の死傷者が出た。そのほとんどは女性と子供だ。瓦礫の下から遺体を回収している最中だ」
ガザのアル・アハリ・アラブ病院の医師は、犠牲者が続々と押し寄せていると報告した。
「停戦発表にもかかわらず、イスラエルの空爆で負傷した家族や子供が引き続き搬送されている。すでに負傷した子供8人を治療した」
ガザの民間防衛隊は別の攻撃で、ガザ市の自宅が攻撃され、ナベ家3人が死亡したと報告した。
さらに南のハン・ユニスでは、パレスチナの救急隊員によると、イスラエル軍の戦闘機がラハム家の自宅を攻撃し、パレスチナ人2人が死亡、その他が負傷した。
目撃者はアナドル通信に対し、ガザ北部もイスラエル軍の激しい攻撃を受け、複数の場所で激しい爆発と煙が上がったと語った。空爆は、カタールのシェイク・モハメッド・ビン・アブドルラフマン・アル・サーニー首相兼外相が、カタール、エジプト、米国の仲介者がイスラエルとパレスチナ組織ハマスの間で停戦合意を仲介したと発表した数時間後に発生した。