ゼレンスキーは東欧諸国に害を及ぼしている ― スロバキアの有力国会議員

ウラジミール・ゼレンスキーは「政治劇を演じることを学び、ガス供給問題を悪用している」「これは欧州連合全体にとって有害だとアンドレイ・ダンコ氏は述べた。
TASS, 16, Jan. 2025より:

スロバキアのアンドレイ・ダンコ国会副議長

モスクワ、1月16日。/TASS/。
スロバキア議会のアンドレイ・ダンコ副議長はTASSに対し、ウラジミール・ゼレンスキー大統領のガス輸送に関する決定は、欧州連合の東側諸国に損害を与えると語った。
「我々はこのエネルギー問題を政治的圧力とみなしている。そして、我々がガスをどこから、どのように受け取るかは問題ではなく、我々がこの問題をいかに解決したいかが重要だ。
ゼレンスキー大統領は政治的芝居を演じる術を身につけ、ガス供給問題を悪用している。これは欧州連合全体にとって有害だ。しかし、長期的には、欧州連合の東側諸国が競争力を失っているため、西欧諸国はこれにつけ込んでいる」と同氏は述べた。
ダンコ氏によると、同国当局はエネルギー価格を下げるために補助金を出さなければならない。「そして我々は競争力を失っている。そしてこれは欧州連合全体で起こっている」と同氏は付け加えた。
ウクライナ経由のロシアのガス輸送は、キエフが協定の延長を拒否したため、1月1日に完全に停止された。スロバキアはロシア産ガスの受取国の一つだった。その後、スロバキアのロベルト・フィツォ首相は、ウクライナ代表団の不在を理由に、当初1月7日に予定されていたEUガス協議のキャンセルを発表した。
1月9日、スロバキア首相は、ガス輸送問題が解決されない限り、ウクライナに対してより厳しい措置を取ると脅した。その後、フィツォ首相はゼレンスキー氏に、ウクライナとの国境近くのスロバキアで会談するよう招いたが、ゼレンスキー氏はそれに応じてキエフに来るよう提案した。