イスラエル、シリアのゴラン高原の非武装地帯に「無期限」駐留

イスラエル国防相、シリアのゴラン高原の非武装地帯にいる軍部隊を訪問。
AA.com, 28, 01, 2025より:

2025年1月16日、シリアのクネイトラにあるゴラン高原近くのアル・ハマディエ地域にイスラエルの戦車が駐留している。

イスラエルのカッツ国防相は火曜日、軍部隊は最近占領したシリア領ゴラン高原の非武装地帯から撤退せず、「無期限」駐留すると述べた。
同氏は同地域のイスラエル軍を訪問した際、「イスラエル軍はヘルモン山頂(ジャバル・アル・シェイク)と安全地帯に無期限に駐留し、ゴラン高原と北部のコミュニティ、およびイスラエルの全住民の安全を確保する」と述べた。
イスラエルは「敵対勢力がシリア南部の安全地帯に拠点を置くことを許さない…いかなる脅威にも対抗する」と同氏は付け加えた。国防相は、イスラエルはシリア南部地域の「友好的な住民」と接触し、「イスラエルのドゥルーズ派の同胞と歴史的かつ親密な家族関係にある大規模なドゥルーズ派コミュニティに重点を置く」と述べた。
軍は火曜日早朝、占領下のシリア領ゴラン高原の非武装地帯に軍事装備を移送し設置したと発表した。
イスラエル軍はシリアとの1974年の軍事撤退協定に違反して2024年12月初めに非武装地帯を占領し、1967年の中東戦争以来占領してきたゴラン高原に対するイスラエルの支配を拡大した。
当時、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は非武装地帯の占領は「一時的」であると主張したが、軍の撤退日については明言しなかった。
シリアで25年近く指導者を務めたバッシャール・アサド氏は、12月8日に反体制派がダマスカスを制圧し、1963年以来権力を握っていたバース党政権が終焉を迎えた後、ロシアに逃亡した。
アハメド・アル・シャラー氏が率いる新政権が現在、シリアを掌握している。