セルビア大統領、西側諸国が彼を打倒しようと数十億ドルを費やしたと主張

アレクサンダル・ヴチッチ、外国勢力が自国でカラー革命を起こそうとしていると非難
RT.com 11, Feb. 2025より

セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領は、西側諸国が彼の打倒を画策していると非難した。月曜日に放送されたピンクTVのインタビューで、ヴチッチ大統領は「外国勢力」が過去10年間で彼を権力の座から追い出そうと約30億ユーロ(31億ドル)を費やしたと述べた。

ヴチッチ大統領の発言は、汚職と怠慢の疑いで学生主導の反政府抗議運動が数週間続いた後に行われたものである。抗議運動は当初、昨年11月に大規模な改修工事の後にノヴィ・サド駅でコンクリート製の屋根が崩落し、致命的な被害をもたらしたことがきっかけだった。
15人の命を奪ったこの事件は、国中で国民の怒りを招いた。ヴチッチ氏は以前、騒乱の原因は西側諸国、クロアチア、アルバニアの利益を推進する「外国の指導者」にあると非難し、セルビアでカラー革命を起こそうとしていると非難した。
ヴチッチ氏は最新のインタビューで、これらの主張を繰り返し、外国勢力は「セルビアが急速に成長し始めるとすぐに、セルビアの破壊にますます投資し始めた」と述べた。・・・・
彼は、セルビアの社会変革を促進する英国の慈善団体であるトラグ財団を、抗議運動に関連する外国資金によるNGOの例として挙げ、この機関は外国勢力から2800万ユーロ(2885万ドル)を受け取っていると主張した。
ヴチッチ氏によると、セルビアの内政への外国の介入の背後には「セルビアの自由主義政策の破壊」とバルカン半島における同国の地位の弱体化を含む3つの目的がある。
「3番目、これが最も重要だ。彼らは我々を操り人形のように操り、彼らの言葉だけが従われるようにしたいのだ」とヴチッチ氏は主張した。
「そして彼らは、流血のために街頭に連れ出したここの人々のことを本当に気にかけていない。彼らは巨額の資金を投じたのだから本当に気にかけていない」と同氏は述べ、同氏を追い出そうとする試みは失敗し、今後も失敗し続けるだろうと付け加えた。