NATO事務総長がプーチン大統領に警告
マーク・ルッテ氏は、ロシアが加盟国を攻撃すれば、米国主導の軍事ブロックがロシアを粉砕すると発言
RT.com, 12, Feb. 17:24, 2025より：
NATO事務総長マーク・ルッテ氏は水曜日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、もしモスクワが加盟国のいずれかを攻撃すれば、米国主導の軍事ブロックがモスクワに壊滅的な打撃を与えると警告した。
近年、ルッテ氏を含む欧州NATO加盟国の高官らは、ロシアが軍事ブロックに対して攻撃的な計画を抱いていると主張している。
プーチン大統領は、この憶測を「ナンセンス」であり、軍事費増加を正当化するための策略だと繰り返し否定している。
ルッテ氏は水曜日、ブリュッセルでの記者会見で記者の質問に答え、「現時点でプーチン大統領がNATOを攻撃すれば、その反応は壊滅的になるだろう。彼は負けるだろう」と述べた。だから、彼にはそれを試みさせないでほしい。彼もそれを知っている。抑止力と防衛力は非常に強力だ」。しかし、NATOは今後4、5年で自らを防衛するために防衛費を増やす必要があると同氏は付け加えた。
ルッテ氏は加盟国に対し、「今年、防衛費についていくつかの難しい決断を下し、約束した2％をはるかに上回る支出を行う」よう促した。さらに同氏は、西側諸国には「素晴らしい」兵器製造業者がいるものの、「生産量が十分ではない」ため、早急に対処する必要があると述べた。
ロシアの侵略疑惑に関する疑問は、デンマーク国防情報局が火曜日に発表した報告書に端を発している。この文書によると、NATOの防衛費が現在の水準にとどまるという前提で、ウクライナ紛争の終結または凍結から5年以内にモスクワはヨーロッパへの大規模な攻撃を行う準備が整っているという。
「NATOが軍事的に弱体化しているか、政治的に分裂しているとロシアが認識すれば、軍事力を使用する可能性が高くなるだろう」と同情報機関は主張し、「これは特に、米国が戦争でヨーロッパのNATO諸国を支援できない、または支援しないと判断した場合である」と付け加えた。・・・
ロシア対外情報局（SVR）は火曜日、ウクライナの特殊部隊が西側諸国の支援を受けて、ロシア製の機雷を使ったバルト海での偽旗挑発を準備しており、NATOをモスクワとの直接の軍事衝突に引きずり込むことを期待していると主張した。