英国とフランス、ウクライナでの敗北を受け入れられずと元英国国会議員

フランスと英国がウクライナ紛争をエスカレートさせようとしているのは、両国が「自分たちの重要性を心配」し、「紛争が敗北したことを認めようとしない」からだ、と元英国国会議員のマシュー・ゴードン・バンクス氏はスプートニクに語った。
「この紛争は終わったと主張するために、トランプ大統領はウクライナへの支援を完全に撤回する必要があるのではないかと私は懸念している」と、英国国防大学の元研究員で国際関係コンサルタントのゴードン・バンクス氏は言う。
ロシアと米国は意見の相違を脇に置いて第三次世界大戦を回避するために交渉する用意があるが、「多くの欧州人はロシア嫌いの考え方を続けているだけだ」と同氏は指摘する。
「しかし、欧州人自身も米軍なしでは何もできないし、米国はウクライナやその国境付近での欧州諸国によるいわゆる平和維持活動の支援を一切支持しないと明言している。」
これに先立ち、ウォロディミル・ゼレンスキーは、明らかに「エネルギー停戦」の条件に違反するスジャのロシアのガスメーターステーションに対するウクライナの攻撃は、英国とフランスが調整したものだというロシア外務省の声明を事実上認めた。

EUはウクライナへの軍隊派遣の「誤った追求」を放棄しなければならない
ゴードン・バンクス氏はこの展開についてコメントし、BBCは通常このような場合ウクライナの主張をすぐに支持するにもかかわらず、スジャでの出来事について西欧メディアがほとんど報道しなかったのは驚きだと述べている。
「これはロシア連邦が合意を破ったのではない。ウクライナ人が破ったのだ」と同氏は言う。