トランプ氏は、ウクライナをNATOに引き入れる誤りを認めた唯一の西側指導者
ラブロフ外相
SPUTNIK Apr. 13,より:

「トランプ大統領は、ウクライナをNATOに引き入れようとしたのは大きな間違いだったと何度も確信を持って繰り返し述べた西側諸国の指導者の中で最初の、そして今のところほぼ唯一の人物だと思う」とロシアの外務大臣は説明した。
紛争の根本原因を排除することが、ウクライナ紛争を含むあらゆる紛争を終わらせる唯一の方法である。—ロシア外相セルゲイ・ラブロフ
世界は分断の深まりの中で多極化へと向かっている ― ラブロフ外相
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、世界の動向に関する見解を述べ、大国、小国、そしてその間のあらゆる国が、ますます多くの国々が世界情勢において平等な発言権を求めていると指摘した。
世界貿易と投資の将来が不透明なこの不確実な時代において、ラブロフ外相は、多極化への移行は否定できないものであり、勢いを増していると考えている。
ロシア外務省は、ロシアと米国は外交使節団の活動正常化に向けた取り組みを始めとして二国間関係について協議していると付け加えた。
「はい、二国間関係について協議しています。まずは大使館の業務環境の正常化から始めています。大使館の活動、例えば、外交官がビザ取得に何年も待たずに済むよう、一定期間内にビザを発給することなどです。そして、どのような共同プロジェクトを検討し、共に議論できるかを見極めたいと思っています。これはアメリカ側からの提案です。
ご存知の通り、協力の提案を拒否したことは一度もありません」とラブロフ外相はアンタルヤ外交フォーラムで述べた。
ラブロフ外相は、ロシアと米国の関係を前進させる可能性は常にあると付け加えた。
「我々と(ドナルド・)トランプ政権の間で起こっていることは、実に平凡なことだ。各国は互いに指示したり、前提条件を求めたりすることなく、ただ話し合っているだけだ」とロシア外相は述べた。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、米国は領土問題をはじめとするウクライナ紛争の根本原因が和平プロセスの中で解決される必要があることを認識していると付け加えた。
「彼ら(米国人)は今、根本原因に関わるもう一つの問題、すなわち領土問題についても言及している。彼らは領土問題は長期的な解決という文脈で扱われるべきだと認識しており、そうしたいと考えている」とラブロフ外相は述べた。