ロシア外相、アンタルヤでモスクワとキエフの間で直接的・間接的な接触はなかったと発言
セルゲイ・ラブロフ外相、キエフの矛盾した立場が和平プロセスを阻害していると発言。
AA.com 13.04.2025より:

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は土曜日、アンタルヤにおいてロシアとウクライナ間の直接的・間接的な接触はなかったと述べた。
アンタルヤ外交フォーラムでロシアとウクライナ間の接触があったかどうかという質問に対し、「私の知る限りでは、ありません」と答えた。
ウクライナの和平をめぐる情勢について、ラブロフ外相は、ウクライナ指導部の矛盾した立場が和平プロセスを妨げていると述べた。
ラブロフ外相は、ロシアとウクライナ間の30日間の停戦を提案した米国を例に挙げ、「米国がこれを発表した直後、ゼレンスキー政権は『NATOはあなたたちの知ったことではない。領土問題については議論しない。武器が必要だ。もっと武器が必要だ』と言っていた」と述べた。
「そして、これらすべてはいわゆる平和維持活動の議論の最中に起こったのです。(ウォロディミル・)ゼレンスキー氏は、平和維持軍ではなく戦闘員が必要だと述べました。こうした矛盾した発言は明らかです」とラブロフ外相は付け加えた。
ドナルド・トランプ政権下におけるモスクワとワシントンの関係について、ラブロフ外相は、アメリカ政権の指導者が「国際情勢におけるアメリカの地位を貶めるこの不条理な狂乱を止めるために、正常化への回帰を提案した」と指摘した。
「はい、私たちは二国間関係について議論しており、まずは活動の正常化と大使館の運営環境の改善から始めています」とラブロフ外相は述べた。
ラブロフ外相は、バラク・オバマ前米大統領の任期中に外交官の削減が始まり、「外交使節団の所有する5つの資産が押収され、現在も没収されたままです」と指摘した。
「同様に、バイデン政権もロシアの資産を押収しました」とラブロフ外相は述べた。現在の米国指導部は「前例を作らずに、この事態にどう対処するかを現在検討している」と同氏は述べた。「彼らは盗まれた資金には手を付けず、発生した利息をウクライナへの資金援助に充てようと考えている。これは忌まわしい理屈だ。新植民地主義的な精神がこれらの人々を決して見捨てていないことを示している」と付け加えた。