EU首脳、ゼレンスキー大統領の5月9日の「勝利記念日」の催しを冷淡に無視

THE GATEWAY PUNDIT Apr. 30, 2025 7:30 amより:

ゼレンスキー大統領がホワイトハウスから追放された後、西側諸国の世界主義指導者らはロンドンで同大統領と会談した。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウラジーミル・プーチン大統領がモスクワで毎年恒例の戦勝記念日パレードで披露するパフォーマンスを凌駕しようと、5月9日にキエフで開催される反ロシアの「結束を示す」イベントに、欧州各国首脳を招待した。その結果は?EU主要国からの丁重な拒否、日程の都合、そして耳を塞ぐような沈黙。これは、ゼレンスキー大統領の戦争論と絶え間ない支持要請に対する熱意が薄れつつあることの明白な兆候だ。
アンドリー・シビハ外相は今月初め、ルクセンブルクで行われたEU外相会合で招待を表明し、EU外相らに対し「第二次世界大戦以来、ヨーロッパで最大の侵略に直面し、我々の結束と決意を示す」よう訴えた。
プーチン大統領がモスクワで毎年恒例の軍事パレードを行うのと同じ日に開催されるこのイベントは、反抗的な姿勢を示し、弱まりつつあるウクライナに対する西側諸国の連帯感を再び高めることを目的としていた。
しかし、欧州の指導者たちはそれに同調していないようだ。
ドイツの次期首相フリードリヒ・メルツ氏、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、いずれもキエフでの会合への出席を辞退した。・・・・
EU外務・安全保障政策上級代表とエストニア外務省がセルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領に対し、ロシアの会合への出席は「彼のEU加盟への試みに終止符を打つ」ことになると警告するなど、ブリュッセルからの圧力にもかかわらず、ウクライナ西部の都市リヴィウでゼレンスキー大統領の傍らに立つことを約束した西側諸国の主要国首脳は一人もいない。
数人の外相が代理として派遣される可能性はまだ残っている。
モスクワの武力誇示に対する象徴的な対抗手段となるはずだったものが、ゼレンスキー大統領にとって急速に外交上の恥辱となりつつある。
プーチン政権は、モスクワでの祝賀行事に合わせて、5月8日から11日までの一方的な停戦を発表した。当然のことながら、そしてそれも当然のことながら、ゼレンスキー大統領はこれを受け入れず、クレムリンが「世界を操作し」「米国を欺こうとしている」と非難している。
ゼレンスキー大統領はソーシャルメディアへの声明で、「なぜか、プーチン大統領のパレードを静寂にするためだけに、5月8日まで停戦を待たなければならないのか」と憤慨した。

ウクライナの私たちは、この戦争を一秒たりとも望んでいませんでした。3月11日、私たちはアメリカの完全停戦提案に前向きに応じました。ロシアに対しても、少なくとも民間人を標的とした攻撃を停止するという二国間提案を行いました。また、イースター停戦を完全なものとし、30日間延長することも提案しました。
ロシアは一貫してあらゆる要求を拒否し、世界を操り、アメリカを欺こうとしています。そして今、またしても操り人形のような試みが繰り返されています。なぜか、プーチン大統領のパレードを沈黙させるためだけに、5月8日まで停戦を待つことになっているのです。・・・・

5月9日の情勢は、今やどんな演説よりも雄弁に語っているかもしれない。プーチン大統領はパレードを開催するだろうが、欧州の指導者たちは国内にとどまるだろう。そしてゼレンスキー氏はほぼ孤立無援となり、西側諸国の行き過ぎとグローバリストエリートによる失敗した代理戦争戦略の象徴として見られるようになるだろう。