スロバキアのフィツォ首相、戦勝記念日を前にモスクワ訪問をバルト諸国が「故意に妨害した」と非難
THE GATEWAY PUNDIT May. 8, 2025 12:30 pmょり:

スロバキアのロベルト・フィツォ首相は、グローバリスト主導のエストニア、ラトビア、リトアニアの各政府を激しく非難し、5月9日にモスクワで開催される戦勝記念日の式典への出席を故意に妨害したと非難した。
ソ連がナチス・ドイツに勝利してから80周年となるこの式典は、フィツォ首相にとって第二次世界大戦におけるソ連の犠牲を称える重要な機会となる。フィツォ首相は、歴史を認め、ヒトラーの忌まわしいイデオロギーの物理的な顕現を打ち破る上で、この式典は極めて重要だと考えている。
民族主義的な社会民主主義者であるフィツォ首相は、スロバキアが通年で同路線の使用許可を得ているにもかかわらず、エストニアが最近、首相の政府専用機の空域を閉鎖したことに怒りを露わにした。スロバキアのメディアによると、ラトビアとリトアニアもこれに続き、ウクライナにおけるロシアの行動への反対を理由に同様の拒否反応を示した。・・・
「これは私の訪問と第二次世界大戦80周年の公式式典を意図的に妨害しようとするものだ」と、フィコ外相はFacebookで共有したビデオメッセージで断言した。さらに、この閉鎖は「極めて混乱を招く」行動であり、自身の緊密な外交任務を台無しにする恐れがあると批判した。
エストニアの空域にアクセスできないことで、フィコ外相は無名戦士の墓への献花や、モスクワで行われる待望の戦勝記念日パレードといった重要な行事を見逃す恐れがあると懸念している。こうした困難にもかかわらず、フィコ外相は、ロシアの首都に間に合うよう、チームが代替の飛行経路を急いで探していると国民に保証した。
彼のモスクワ訪問は単なる儀式的なものではない。フィツォ氏はロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領、ベトナム共産党指導者のトー・ラム氏と会談する予定だ。・・・・
彼は、パレードへの参加がウクライナにおけるロシアの軍事行動を支持するものだという非難を強く否定した。 「ソ連との私たちの歴史は、スロバキアがナチス占領から解放されたことと深く結びついています。これは現在の政治的紛争ではなく、歴史と失われた命を称えることなのです」とフィコ氏は説明した。