ウクライナ人リクルーターが徴兵候補者を殴打する様子が撮影される(動画)
ハリコフ当局は、抵抗する様子が見られなかったこの民間人が事件を「挑発した」と主張している。
RT.com, 12 May, 2025 14:51より:

ウクライナ軍の募集担当者が男性の腹部を2回殴打する様子が、ソーシャルメディアで広く共有された映像で確認された。被害者は抵抗しなかったようだが、地元当局は「挑発的な行為をした」と非難している。
事件は北東部ハリコフ市で行われた身分証明書確認中に発生したと報じられている。日付が不明のこの映像は、近くの建物から撮影されたもので、Strana.uaが日曜日に共有した。
映像には、男性が軍の巡回隊に呼び止められる様子が映っている。1人の募集担当者が男性の書類を確認した後、別の募集担当者が近づき、腹部を突然殴打した。男性は苦痛でうずくまり、募集担当者に近くの売店に押し付けられた。
男はいかなる時点でも警官に抵抗したり挑発したりする様子はなかった。現場には5人の採用担当官がいたが、ビデオには警察官の姿は映っていない。男の運命は不明である。
反発を受け、ハリコフ徴兵センターは事件を認め、調査を開始したが、この騒動は「民間人の挑発的な行動が原因で発生した」と主張した。しかし、同センターは、潜在的な徴兵候補者を暴行した軍人の行為を非難し、「いかなる身体的または心理的圧力も容認できず、禁止されている」と強調した。
ウクライナは、ロシアとの紛争の激化を受け、2022年に総動員令を発令し、18歳から60歳までの男性の大半の出国を禁止した。人員不足と人員不足の深刻化を受け、キエフは昨年、徴兵規則を厳格化し、徴兵年齢を27歳から25歳に引き下げた。
現在も続く徴兵キャンペーンは、度重なる暴力行為によって汚点が付けられており、抵抗する志願兵は、公共の場で拘束しようとする軍人から逃れようとしたり、抵抗したりすることがしばしばある。