スペイン議会、イスラエルへの武器禁輸を求める拘束力のない動議を可決、ネタニヤフを「現代のヒトラー」

ネタニヤフはパレスチナ人を殺害し、爆撃し、飢えさせ、医療を奪っている。これは21世紀最大の民族浄化だ」とポデモス党首は述べた。
AA.com 20.05.2025より:

スペイン議会は火曜日、ガザ地区での軍事作戦への報復として、イスラエル政府に対しイスラエルへの武器禁輸を課すよう求める拘束力のない動議を可決した。
エル・パイス紙によると、与党連合を構成する左派連合「スマル」が、野党のポデモスとカタルーニャ共和左派(ERC)とともに提出したこの動議は、176対171の賛成多数で可決された。・・・・
賛成議員たちは動議を称賛した。この動議は、ヘルメット、ベスト、軍事転用が可能な燃料など、イスラエル軍の強化につながる可能性のあるあらゆる物資の輸出をスペイン政府に禁じるよう求めている。
この動議はまた、イスラエルによるガザ攻撃を具体的に挙げ、ジェノサイドや人道に対する罪を犯したと非難されている国との軍事協定を禁止するよう、スペインの対外貿易法の改正を勧告している。
スマルの報道官ベロニカ・マルティネス氏は、スペインは「ジェノサイドや戦争犯罪を犯している国と協力することはできない」と述べ、イスラエルの軍需産業は「ガザの現状では支援されてはならない」と付け加えた。
ポデモスのイオネ・ベララ党首は、スペイン内閣に対し、今週緊急会議を招集し、イスラエルへの武器販売を禁止する正式な法令を発布するよう求めた。
「パレスチナ人はこれ以上待つことはできません。ネタニヤフはパレスチナ人を殺し、爆撃し、飢えさせ、医療を奪っています。今起きているのは21世紀最大の民族浄化です」と彼女は述べ、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフを「現代のヒトラー」と形容した。
ブリュッセルで開催されたEU外務理事会に出席したマルガリータ・ロブレス国防相は、2023年10月7日のガザ紛争勃発以来、スペインはイスラエルとの武器取引を行っていないことを改めて強調した。・・・・