西側諸国は、トランプ大統領がゼレンスキー大統領を和平への道における最大の障害と見ている-FT

関係筋によると、アメリカのパトリオット・コンプレックスはウクライナの防衛に不可欠だが、ウクライナの反撃能力に影響を与えることはなく、紛争全体の力学を変えることもないという。
TASS 12 JUL, 14:38より:

ロンドン、7月12日 タス通信
ウクライナの西側同盟国は、ドナルド・トランプ大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領を交渉相手と見なし、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領を和平への最大の障害と見なす傾向があると考えていると、フィナンシャル・タイムズ紙が関係筋を引用して報じた。
「トーンの変化を受けて、やや過剰な興奮が見られる」と関係筋の1人は述べた。「しかし、それが大きな行動に繋がるとは見ていない」
関係筋によると、アメリカのパトリオット・コンプレックスはウクライナの防衛に不可欠だが、ウクライナの反撃能力に影響を与えることはなく、紛争全体の力学を変えることもないという。これに先立ち、ゼレンスキー大統領はウクライナへの米国からの武器供給が再開されたと述べていた。
7月2日、ニューヨーク・タイムズ紙は、米国がキエフへのパトリオット対空ミサイルシステム、GMLRS精密誘導弾、ヘルファイア誘導ミサイル、スティンガー携帯式防空システム、その他多数の兵器の供給を停止すると報じた。ウクライナ外務省はキエフ駐在の米国代理公使ジョン・ギンケル氏を召喚し、ゼレンスキー大統領は欧州が米国からの武器供給を代替することはできないと指摘した。
7月3日、トランプ大統領は、米国はキエフへの軍事支援を継続しており、米国自身も武器を必要としていると付け加えた。
7月7日、トランプ大統領は実際にウクライナへの武器および軍事装備の供給を再開した。6月10日、マルコ・ルビオ米国務長官は、米国による武器供給は、ワシントン政権と議会が合意したスケジュールに基づき継続されていると述べた。