ロシア国会議員、トランプ氏は和平合意を望むならロシアではなくゼレンスキーに強硬な姿勢を取るべきだ

レオニード・スルツキー氏は、ロシア側が紛争終結の用意があると繰り返し表明していることを指摘した。
TASS 15 JUL, 03:24より:

自由民主党党首、ロシア下院議員レオニード・スルツキー氏

モスクワ、7月14日 /TASS/
ドナルド・トランプ米大統領は、ウクライナ紛争を本当に終結させたいのであれば、キエフ政権に圧力をかける必要がある、とロシアの有力議員がTASSに語った。
トランプ氏はこれに先立ち、約50日以内にウクライナ問題で合意に至らなければ、ロシアとその貿易相手国に二次制裁を課すと警告していた。
さらに、トランプ氏は、米国とNATOがパトリオットシステムを含む米国製兵器を購入し、ウクライナに供給することで合意したと述べた。米国はパトリオットシステム17基を供給する予定だ。
「トランプ大統領が本当にウクライナ情勢の解決を進展させたいのであれば、ロシアに二次制裁をちらつかせるのではなく、ゼレンスキー政権に拳を振り上げるべきだ」と、ロシア下院(下院)国際委員会委員長でロシア自由民主党(LDPR)党首のレオニード・スルツキー氏は述べた。
スルツキー氏は、ロシア側が紛争終結の用意があることを繰り返し表明してきたことを指摘した。「モスクワ側の提案はすべて検討されている。我々はウクライナ側がイスタンブール2協議の第3回会合の日程について合意するのを待っている」とスルツキー氏は強調した。