アラブ諸国は、イスラエルのガザ市占領計画を国際法違反として非難した。
サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、UAEなどは、イスラエルの決定を戦争犯罪として非難し、進行中のジェノサイドを阻止するための国連の行動を要求した。
AA.com 08.08.2025より:

アラブ諸国の政府および団体は金曜日、イスラエルによるガザ地区の完全再占領の決定を国際法違反であり、パレスチナ人に対する大量虐殺キャンペーンの継続であるとして非難した。
エジプト
エジプトのアブドルファッターハ・エルシーシ大統領は、パレスチナのマフムード・アッバース大統領との電話会談で、イスラエルの計画は「新たな大惨事」を引き起こす可能性があると警告し、エジプト政府はパレスチナ人を強制的に避難させるいかなる試みも拒否すると改めて表明した。・・・
ヨルダン
ヨルダンもイスラエルの計画を拒否し、「国際法の重大な違反」の継続であり、「二国家解決を明らかに損なうもの」だと述べた。・・・
サウジアラビア
サウジアラビア外務省の声明によると、リヤドは「イスラエルによるガザ支配へのいかなる動きも、最も強く、最も厳しい言葉で非難する」と述べた。・・・・
クウェート
クウェート外務省もイスラエルの再占領計画を非難し、断固として拒否した。同計画は国際法および人道法の「明白な違反」であり、世界的な正当性への挑戦であると述べた。
声明は、この動きが東エルサレムを首都とするパレスチナ国家の樹立に向けた努力を阻害すると警告し、国際社会に対し、イスラエルによる民族浄化と集団懲罰と呼ばれる行為を停止するよう求めた。
アラブ首長国連邦
UAEもイスラエルの決定を「最も強い言葉で」非難し、その壊滅的な結果と、ガザ地区におけるさらなる民間人の死と人道状況の悪化の可能性について警告した。
UAE外務省は声明で、国際社会、国連、安全保障理事会に対し、責任を果たし、国際法に違反する違法行為に終止符を打つよう求めた。
アラブ連盟
アラブ連盟のアフメド・アブル・ゲイト事務総長もイスラエルの計画を非難し、声明の中で、イスラエルは世界の不作為を利用し、パレスチナの大義を抹殺し、パレスチナ人を国家として消滅させることを目的とした「犯罪的で常軌を逸した戦争」を仕掛けていると警告した。・・・・
アラブ議会
アラブ議会もこれに同調し、イスラエルの決定は国際法と停戦達成に向けた努力に反する危険で攻撃的な行為だと述べた。議会は、この行動はガザ地区とヨルダン川西岸地区におけるジェノサイド、飢餓、そして強制移住というより大規模な作戦の一環であると述べた。・・・