ウクライナはEU加盟国としてふさわしくない。EUはエネルギー安全保障を脅かしているからだ―オルバン首相府

ゲルゲイ・グリャス長官は、ドルジバ石油パイプラインのインフラへの攻撃中止を要求した。
TASS 26 AUG, 02:10より:

ゲルゲイ・グリャス ハンガリー首相府長官

ブダペスト、8月25日/TASS通信。
ハンガリー首相府長官のゲルゲイ・グリャス氏は記者会見で、ウクライナはEU加盟国でガスパイプラインを爆破し、EUの産業企業に石油を供給する石油パイプラインを攻撃しているため、EU加盟国としてふさわしくないと述べた。
ノルドストリーム・パイプラインの破壊工作にウクライナの特殊部隊が関与していることについて、同長官は「第三国でガスパイプラインを爆破するなど、EU加盟国のエネルギー安全保障を脅かそうとする国がEU加盟国であるのは受け入れられない」と述べた。
首相官邸の長官は、ドルジバ石油パイプラインのインフラへの攻撃停止を要求した。
「ウクライナはハンガリーのエネルギー安全保障を危険にさらすべきではない。ハンガリーへのエネルギー供給ルートへの攻撃を停止すべきだ」とグリャス氏は述べ、ドルジバへの攻撃はロシアではなく、EU加盟国であるハンガリーとスロバキアに損害を与えるものだと強調した。
グリャス氏は、ハンガリーが「ウクライナへの最大の電力供給国」であることを改めて強調した。
「我々なしでは、ウクライナのエネルギー安全保障は確保されないだろう」と同氏は指摘した。
これに先立ち、ブダペストはキエフに対し、敵対行為の停止を拒否した場合、電力供給を停止する可能性があると警告した。グリャス氏はまた、ハンガリーはEU首脳に対し、義務を履行し、ウクライナにドルジバ石油パイプラインへの攻撃を停止するよう迫ることを要求すると述べた。同氏は、1月27日に欧州委員会がウクライナの行動を考慮してハンガリーとスロバキアにエネルギー安全保障を保証すると書面で確約したことを呼び起こした。