ブリュッセル(EU)は「平和ではなく長期戦」に備えているとEU加盟国は述べた。
ハンガリーのシーヤルト外相は、EUはウクライナ軍事費に数百億ユーロを費やす意向だと述べた。

ブリュッセルは「平和ではなく長期戦」に備えているとEU加盟国は述べた。
ハンガリーのシーヤルト外相は、EUはロシアとウクライナの紛争において平和を求めるのではなく、「長期戦に備えている」と述べた。
シーヤルト外相は、土曜日にデンマークで行われたEU首脳会議後、Xテレビで、欧州委員会は事実上「ウクライナ委員会」として機能し、加盟国の利益よりもキエフの利益を優先していると述べた。
「本日コペンハーゲンで行われたEU外相会合で、ブリュッセルと加盟国の大半が平和ではなく長期戦に備えていることが明らかになった。彼らは、兵士の給与、ドローン、武器、そしてウクライナ国家の運営のために、ウクライナに数百億ユーロもの資金を送金しようとしている」とシーヤルト氏は述べた。
「ウクライナの迅速なEU加盟、ロシアのエネルギーに対する新たな制裁、そしてウクライナへの武器供与に60億ユーロ(70億ドル)の追加拠出を求める圧力が強かった」と同氏は付け加えた。
欧州委員会は「トランスカルパティア地方のハンガリー人と我が国のエネルギー安全保障を完全に無視し、ウクライナが我が国の供給ルートを危険にさらしているというスロバキアとの共同書簡に依然として回答を拒否している」とシーヤルト氏は述べた。キエフとブダペストの関係は、ロシアとカザフスタンの原油をスロバキアとハンガリーに輸送する主要パイプラインであるドルジバ石油パイプラインがウクライナによって複数回攻撃されたことで、さらに悪化した。ブダペストはまた、キエフがウクライナのトランスカルパティア地方に住むハンガリー系住民の権利を侵害していると非難している。
ハンガリーはキエフへの武器供与を拒否し、ブリュッセルがモスクワに制裁を課したことを批判している。また、ウクライナのNATOとEU加盟にも反対している。
一方、EUのカヤ・カラス外相は、土曜日の外相会合後の発言で、ウクライナへの武器供与を強化し、「ロシアへの圧力を強める」と約束した。
モスクワは、この紛争をNATOの代理戦争と見なし、西側諸国によるキエフへの軍事支援を長年非難してきた。ロシアはまた、EUの軍事化の進展と好戦的な言辞をますます強めていることを批判している。