フランス野党、マクロン大統領弾劾動議を提出:左派党首

ジャン=リュック・メランション氏、国内の政治的混乱の中、バイルー政権は月曜日の信任投票で敗北すると発言。
AA.com 07.09.2025より:

極左政党「屈しないフランス」(LFI)のジャン=リュック・メランション党首は土曜日、野党がエマニュエル・マクロン大統領の弾劾を求める動議を議会に提出したと発表した。
「マクロン大統領は辞任しなければならない」とメランション党首は北部リール市で記者会見で述べた。
ガザ情勢について、メランション党首は、もし同党の党員が政権を握っていたら、フランス海軍はガザに人道支援物資を輸送するグローバル・スムード船団の船舶を護衛していただろうと述べた。
また、フランソワ・バイルー首相率いる政府は月曜日の信任投票で敗北するだろうと述べ、この可能性を「国民の勝利」と呼んだ。
バイルー首相が国民議会での重要な信任投票に向けて準備を進める中、フランスは政治的緊張の高まりに直面している。
7月に2026年度予算の枠組みを発表したバイルー財務相は、現在GDPの113%に達しているフランスの急増する公的債務削減策の一環として、約440億ユーロ(510億ドル)の削減計画への支持を求めている。
フランスはまた、EU加盟国の中でも最大級の財政赤字(5.8%)を抱えている。
バイルー氏は、フランスが「過剰債務の瀬戸際にある」と警告し、議員らに対し「混乱よりも責任」を選ぶよう促した。
極左の自由党(LFI)から極右の国民連合(RN)、そして社会党に至るまで、あらゆる野党が政府に反対票を投じると表明している。
予算交渉はフランス政治における大きな緊張の原因となっている。
昨年、2025年度予算で合意に至らなかったことが、左派と極右政党が不信任決議案で結束し、12月にミシェル・バルニエ政権の崩壊につながった。