メルツ首相の支持率低下の中、ドイツ極右?政党「AfD」が世論調査で首位に立つ
反移民を掲げるAfD、与党キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)に歴史的な3ポイントのリード
AA.com 30.09.2025より:

火曜日に発表された世論調査によると、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、フリードリヒ・メルツ首相率いる保守系キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)とのリードを3ポイントに拡大した。
フォルサ研究所の調査によると、反移民を掲げるAfDの支持率は27%、メルツ首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)は1ポイント低下し24%となった。この結果、AfDは全国レベルで保守系キリスト教民主・社会同盟に対する最大のリードを獲得した。
この調査では、メルツ首相率いる連立政権のパートナーである社会民主党(SPD)の支持率は13%で横ばいだった。今月議会選挙が実施されれば、与党連合は議会で過半数を獲得できないことになる。
環境保護主義政党「緑の党」の支持率は1ポイント上昇し、12%となった。社会主義左翼党(11%)、左派ポピュリスト政党「BSW」(4%)、リベラル政党「自由民主党」(3%)はいずれも前週の水準を維持した。回答者の約22%が、未決定または無投票と回答した。
メルツ首相の個人的支持率も、政党の支持率だけでなく低下している。首相の業績に満足していると回答した回答者はわずか26%で、前回の調査から2ポイント低下した。CDU/CSU連合支持者のうち、64%が首相に満足している一方、AfD支持者の圧倒的95%が保守党党首に不満を表明した。