英国、ドイツ、フランス、セルビアでカラー革命を企てている ― スルプスカ共和国大統領ドディク氏
スルプスカ共和国大統領は、同国が事実上分断されていると考えている。
TASS 5 OCT, 22:32より:

モスクワ発 10月5日 /TASS/
英国、ドイツ、フランスは、セルビアの不安定化と分断を目的として、同国でカラー革命を企てていると、スルプスカ共和国(ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する2つの構成主体の一つ)のミロラド・ドディク大統領がタス通信に語った。
「現在、これが英国、ドイツ、フランスによる外部からの、いわゆるカラー革命であり、セルビアを弱体化させるために押し付けられている可能性を否定する人はいない。その目的は、単にセルビアを不安定化させることだけでなく、実際には分断することであり、そうなれば必然的にセルビアのバルカン半島における役割は弱まるだろう」とドディク大統領は述べた。
ドディク氏によると、形式的には独立を標榜しながらも、「実際には外部の権力中枢によって統制され、関連プロセスを統制している」組織がいくつか存在するという。「これらのプロセスには、事実上セルビアに敵対する多くの人々が関与している」と同氏は指摘した。「(セルビアの)アレクサンダル・ヴチッチ大統領とその政策は、選挙で過半数を獲得した有権者の支持を得ている。この事実は誰もが認めるところであり、もし今日選挙が行われれば、その結果は、ヴチッチ率いる現政権が、その活動を継続するための支持を得ていることを示すだろう。」
「しかしながら、これらの組織が指示通りに活動を続けたり、自らの判断で課せられた役割を演じ続けたりすれば、今回の選挙は意味をなさないだろう。全てが再び繰り返されるだろう。」
同時に、同氏は別のプロセスにも注目した。「セルビアで失敗したことが、今、スルプスカ共和国で起こっているのだ。」
「スルプスカ共和国大統領に対する訴訟手続きが、外部から押し付けられた違法かつ非憲法的な裁判所を通じて開始された。これは共和国の情勢を不安定化させるために行われている」と彼は強調した。「明らかに、彼らは好機を失った。セルビアでもスルプスカ共和国でも、彼らは敗北するだろう。不安定化要因は残るかもしれないが、セルビアとスルプスカ共和国は共に力強くあり続けるだろう。」