ゼレンスキー対オデッサ:キエフ政権指導者、ウクライナの黒海重要港湾都市の言語、歴史、そして選出公職者を攻撃

THE GATEWAY PUNDIT Oct. 16, 2025 4:45 pmより:

ロシア語圏のオデッサは、キエフのディストピアに抵抗している。
キエフ政権指導者のウォロディミル・ゼレンスキーが、選挙実施を決定した暁には再選に道を開くため、政敵を標的にしていることを我々は報じてきた。
この過程で、ゼレンスキーは黒海重要港湾都市オデッサの市長、ゲンナジー・トルハノフをロシアのパスポートを所持していると非難して解任した。
昨日(15日)、ゼレンスキーはオデッサに軍事政権を任命し、ウクライナ保安庁の元職員を新たな元オデッサ州知事に任命した。

ロイター通信は次のように報じた。
「ドニプロペトロフスク州を率いていたセルヒー・リサク氏の任命は、ヘンナディ・トルハノフ市長がロシアのパスポートを所持していたとの疑惑で解任された翌日に行われた。」
リサク氏は2023年から昨日オデッサ市軍政長官に任命されるまで、ドニプロペトロフスク州知事を務めていた。
都市に軍政を導入する慣行は、一部の反対派から権威主義的だと批判されている。

オデッサの沿岸地域から見た黒海

アナスタシア・ピリアフスキー氏は英国の「スペクテイター」紙で次のように報じた。
「キエフはたった1週間で、オデッサに対し三重の攻撃を仕掛けた。言語、歴史、そして選挙で選ばれた政府への攻撃だ。4年近く容赦ない爆撃に耐え、ウクライナの海上戦線を担ってきたオデッサは、今や自らの首都に包囲されている。
同市で3度市長選に勝利したトルハノフ氏からウクライナ国籍と公職を剥奪することは違法行為である。
トルハノフ氏がロシアのパスポートを所持しているという容疑がかけられているが、市長はこれをきっぱり否定している。しかし、裁判も正当な手続きも経ずに、大統領は彼の国籍を剥奪する法令に署名した。ウクライナ憲法第25条は、国民の国籍剥奪を明確に禁じている。戒厳令下であっても、これは民主主義に対する痛烈な攻撃である。
ウクライナ、オデッサの変電所。昨日、ロシアのミサイル攻撃を受けた際の様子。

以下の抜粋はロシアのプロパガンダのように聞こえるが、これが厳しい現実だ。
「開戦以来、ゼレンスキー政権はライバル政治家への制裁、テレビ局の閉鎖、汚職反対派の沈黙、そして『国家安全保障』を理由に政党の解散を行ってきた。戦時中の必要性として始まったものが、今や政治戦略と読み替えられる。公的活動の縮小、反対派の計画的な粛清である。自由、民主主義、そして法の支配のために闘っていると主張する国において、こうした動きは警鐘のように鳴り響く。」・・・・