ロシアはNATOを攻撃する計画はないが、いかなる展開にも備えている ― 外務省

マリア・ザハロワ報道官によると、NATO加盟国の関係者がこの問題に関して行っている発言は、「自国民を洗脳するための組織的なキャンペーン」の一環のようだという。
TASS 14 NOV, 22:39より:

ロシア外務省報道官 マリア・ザハロワ

モスクワ発、11月14日 /TASS/
ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏は、モスクワはNATO諸国を攻撃する計画はないものの、国家安全保障を確保し、いかなる展開にも備えられるよう措置を講じていると述べた。
「NATO諸国を攻撃する計画はないことは繰り返し強調する。しかし、NATOがロシア国境付近で軍事プレゼンスを強化していることから、ロシアは既に安全保障を確保するために必要なすべての措置を講じている」とザハロワ報道官は記者会見で指摘した。
「要するに、我々はいかなる展開にも備えているが、平和、友好、そして対等な協力を最優先している」とザハロワ報道官は付け加えた。
外交官によると、NATO加盟国の当局者がこの問題に関して行っている発言は、「自国民を洗脳し、恐怖を植え付け、ロシアとの紛争は避けられないという考えに慣れさせるための、組織的なキャンペーンの一環のようだ。その目的は、自国の誤算、過ち、さらには犯罪を正当化し、現在自国で進行している破滅的な経済プロセスを言い訳し、責任を逃れることだ」と彼女は指摘した。
「もしNATOの戦略家たちがロシア攻撃を決断するほど狂っているのであれば、ロシア指導部が繰り返し述べているように、ロシアがあらゆる能力を使って反撃することを疑う余地はないはずだ」と外交官は結論付けた。