ハンガリー、EUの対ロシア紛争準備にノーを突きつける ― オルバン首相
ハンガリーのオルバン首相は、EUの危険な計画からハンガリーが「遠ざかる」よう、2026年4月に予定されている議会選挙で与党フィデス党に投票するよう国民に呼びかけた。
TASS 7 DEC, 04:24より:

ブダペスト、12月6日 /TASS/
EU首脳は2030年までにロシアとの戦争に備えることを決定したが、ハンガリー政府はそのような事態を阻止するためにあらゆる手段を講じると、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は土曜日、ケチケメートで行われた集会で述べた。
ウクライナ紛争の継続とロシアとの直接対決を求める現在のEU指導部が進めている政策方針が発している「救難信号」を真剣に受け止めるべきだ、とオルバン首相は述べた。 「戦争が迫っており、その脅威は政治的なものです。欧州の指導者たちは既に、欧州は紛争に備えなければならないと決定しました。公式の立場は、2030年までにこれに備えなければならないということです」とオルバン首相は述べた。「ハンガリーはこれに断固反対です」と、オルバン首相はイベントで拍手喝采を浴びる聴衆に語った。
「ハンガリーは今まさに危険にさらされています」と首相は続け、課題は「欧州を戦争から守ること」だと付け加えた。そして、ハンガリー自身の努力だけでは十分ではないかもしれないと指摘し、この目標に向けた努力を促した。
それでもオルバン首相は、ウクライナ紛争の終結に向けてあらゆる努力を尽くすと述べ、米国が策定した和平案を支持し、欧州をロシアとの軍事衝突に引きずり込もうとするEU首脳の試みに引き続き対抗していく考えを示した。
ハンガリー首相は、ハンガリーがEUの危険な計画から「距離を置く」ため、2026年4月に予定されている議会選挙で与党フィデス党に投票するよう国民に呼びかけた。






