調査によると、ポーランドのEU離脱支持は中道右派の間で高まっている。

ポーランド人の大半は依然としてEU残留を支持しているものの、離脱を望む人の割合は4分の1近くにまで増加している。
AA.com 22.12.2025より:

ロンドン
最新の調査によると、ポーランドのEU離脱支持は極右から中道右派に移行している。
ユナイテッド・サーベイズがポーランドのウェブサイト「ヴィルトゥアルナ・ポルスカ」のために行った世論調査によると、「ポーランド離脱(Polexit)」への支持は、極右政党「連合」ではなく、保守政党「法と正義(PiS)」の支持者の間で最も高かった。PiSは8年間の政権運営を経て、2023年に与党の地位を失った。
ポーランド人の大半は依然としてEU残留を支持しているものの、離脱を望む人の割合は24.7%と、4分の1近くにまで増加している。
回答者全体では、65.7%がポーランドのEU残留を望んでおり、48.6%が離脱に強く反対、17.1%がやや反対している。

PiS支持者はポーランド離脱支持率が最も高く、離脱支持率は47%(うち29%が強く賛成)、反対はわずか33%でした。
連立政権支持者は2位で、離脱支持率は41%、反対はわずか8%、強く賛成は19%でした。
近年、欧州懐疑論が高まり、主要な政治テーマとなっています。
夏の大統領選挙では、PiS支持の当選者カロル・ナヴロツキ氏は、ブリュッセルの官僚に対し、ポーランドの主権を強調しました。一方、超国家主義者のグジェゴシュ・ブラウン氏は、反EUのレトリックと目立った行動で注目を集め、12月の全国世論調査では3位となりました。
与党連合支持者は依然としてEUを強く支持しており、いずれもポーランド離脱に80%以上の反対を示しています。市民連合と左派の支持者の中には、離脱に「賛成」と明確に答えた人は一人もいませんでした。
また調査では、ユーロ懐疑論は男性と30~49歳の層に多く見られ、一方でEU支持層は18~29歳が最も多かったこともわかった。